ひとりΣで

青春の日々を綴ります

初日

部屋は薄暗く畳には湿気。小さい流しはついているが、風呂なしトイレ共同。
男子トイレには囲いが無く廊下の片隅に設置されている。ひどい間取り。
荷物は衣装ケース1つと小型テレビ、これだけで京都に来た。
1階には大家さんが住んでおり息子夫婦と孫二人の六人家族。
奥さんが若くてきれいなのが何よりの救いだ。
窓を開ければ公営のマンションが立ち並び、上の方から生活音が聞こえてくる。
エアコンをつけたいが外壁も脆そうなので、窓枠取付タイプを探すとする。
洗濯機は個人のものは設定できず、電灯の無い階段を下りた1階に共同のものが1台。
逆に階段を上ると狭い屋上に出て、物干し台が数台置いてある。
なんともこ狭い木造アパートである。
初日は近所の調査がてら散歩をして、銭湯に寄り、夕飯を買って帰る。
明日は早朝バイトが始まる。早く寝なければ。